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早どれで有名な浜松産の新白玉ねぎ。普通の玉ねぎとは違う甘みの強い白玉ねぎは、ぜひ生食で!

早どれで有名な浜松産の新白玉ねぎ。普通の玉ねぎとは違う甘みの強い白玉ねぎは、ぜひ生食で!

 

皆さんは、家庭での消費量が最も多い野菜のひとつが「玉ねぎ」だということをご存知ですか?
そういえば、玉ねぎはいつも冷蔵庫にはいっているな、と思われた方もあるかもしれません。

 

毎日の料理に欠かせない玉ねぎですが、その食べ方はお肉やチャーハンなどに混ぜたり、他の野菜と一緒に煮込んだりと、どちらかと言えば裏方のようなイメージが強いのではないでしょうか。

 

このような玉ねぎのわき役イメージを覆すのが、今回ご紹介する浜松篠原産「白玉ねぎ」です。

 

このコラムでは、普段よく目にする皮が茶色い普通の玉ねぎと新玉ねぎの違い、そして新玉ねぎの中でも特に「幻の白玉ねぎ」として有名な浜松篠原産新白玉ねぎの特徴とおいしい食べ方、どこで手に入るのかなどをお伝えしていきます。

 

コラムを読み終わる頃には、きっと浜松篠原産の白玉ねぎを、食卓の主役として迎えたくなると思いますよ!

 

新玉ねぎと皮が茶色い一般の玉ねぎの違い

 

玉ねぎと言えば、ネットに入った皮が茶色いものを思いつきますよね。
でも、毎年春ごろに、白い薄皮がついた「新玉ねぎ」を目にされたこともあるのでは?

 

ここでは、皮が茶色い一般的な玉ねぎと、新玉ねぎの違いについて解説していきます。

 

 

・新玉ねぎと皮が茶色い玉ねぎは同じもの?

日常的にスーパーなどで見かける皮が茶色い玉ねぎと、春から初夏にかけて販売される新玉ねぎ。
この2種類の玉ねぎは同じものなのでしょうか?

 

結論から言えば「同じもの」なのですが、収穫後の処理の仕方に大きな違いがあるのです。

 

一般の玉ねぎのほとんどは「黄玉ねぎ」という品種で、収穫後1か月ほど乾燥させてから出荷されます。
そのため、長期間の保存が可能で、年間通して手に入るのが特徴です。

 

一方新玉ねぎは、一般の玉ねぎと同じ「黄玉ねぎ」や品種の違う「白玉ねぎ」を収穫後乾燥させずにすぐ出荷したもの。
温暖な地方で作られる早生タイプの玉ねぎを使い、3月~4月に店頭に並びます。

 

このように、皮が茶色い一般の玉ねぎと新玉ねぎでは、収穫後出荷されるまでの期間に大きな違いがあるのです。

 

・甲高の「黄玉ねぎ」と平べったい「白玉ねぎ」

収穫後乾燥させずに新鮮なまま出荷される新玉ねぎ。
その中にも、「黄玉ねぎ」や「白玉ねぎ」といった種類の違いがあります。

 

通年見かける茶色い皮つきの玉ねぎは「黄玉ねぎ」という品種です。
この品種は甲高で丸みのある形が特徴。浜松産新玉ねぎのブランドとして有名な「プレミアムフレッシュ」は、この黄玉ねぎを収穫後乾燥させずにすぐに出荷したもの。
辛みが少なく食べやすいので、生食はもちろん、煮ても焼いてもおいしくいただける、万能な新玉ねぎです。

 

一方「白玉ねぎ」は、フランス原産のものを品種改良して辛みをおさえたものと言われています。
黄玉ねぎと違い水分が多く白い肌が特長で、肉質も柔らかく、シャキシャキとした触感を楽しむためにも生で食べるのがおすすめです。

 

特に浜松で栽培される白玉ねぎは平べったい形をしており、辛みが少なくみずみずしいので「サラダオニオン」という呼び名でも有名。
その名の通りサラダに添えたりそのままお醤油をかけて食べるなど、特に生食向きです。

 

浜松篠原地区でおいしい白玉ねぎが育つワケ

 

辛みが少なく生でも食べることができる白玉ねぎですが、浜松市はこの白玉ねぎを含むおいしい新玉ねぎの一大産地であり、「新玉ねぎと言えば浜松」と言われるくらい有名なのです。
なぜ浜松市ではおいしい白玉ねぎが育つのでしょう?

 

・白玉ねぎ栽培に適した浜松の環境

玉ねぎは、寒さに強く、暑さに弱い野菜です。9月ごろに種をまき、冬を越してから収穫します。
玉ねぎは、一定の温度まで下がってその状態がしばらく続くと花を咲かせますが、冬の間浜松地方に吹く遠州のからっ風が、この時に大きな役割を果たすのです。

 

玉ねぎが大きく育つには、日照時間の長さが重要です。
日本で日照時間ランキング1位になったこともある浜松市は、この条件にぴったり。
冬でも温暖な気候を生かして、白玉ねぎの栽培が盛んになりました。
たっぷりの日差しをあびて、白玉ねぎは大きく、甘く育っていきます。

 

また、水はけのよい場所を好む玉ねぎにとって、海岸に面して砂地が続く浜松市は農地としても最適。
特に白玉ねぎは水分を多く含むので、水はけのよさがよい白玉ねぎを育てるポイントにもなります。

 

浜松地方の日差しとからっ風、そして砂地での栽培が、おいしい白玉ねぎを育てる原動力になったのです。

 

・農家の知恵で有名な白玉ねぎの産地に

このように、黄玉ねぎと違い、寒暖差や水分量の変化に弱い白玉ねぎにとって、日照時間が長く、冬でも温暖な浜松地方は栽培に適した土地柄でした。
なかでも海岸に面して水はけのよい砂地が続く篠原地区は、白玉ねぎの産地として全国的にも有名です。

 

白玉ねぎは、水分が多くてみずみずしく、甘いのが特長ですが、反面保存がきかず傷みやすいという特性もあります。
浜松地方の農家さんは、白玉ねぎの生育の早さに目をつけ、改良を重ねることで、白玉ねぎを「日本一早く出荷できる」特産品として世に送り出しました。

 

年末年始に向けて出荷するためには、早い時期に種まきをしなければなりません。
夏の終わりから栽培を始めると、暑くて病気にもかかりやすく、そのため高い生産技術が必要となるので、育てやすい黄玉ねぎと違い、白玉ねぎを栽培する農家は全国的にも少ないと言われています。

 

また、新鮮な白玉ねぎを傷つけずに収穫するために、機械を使わず一つひとつを手作業で行います。

 

 

このため日持ちのしない期間限定商品となり、地元の人でもなかなか手に入らない「幻の白玉ねぎ」と呼ばれることになったのです。

 

白玉ねぎの生産技術を高め、手間のかかる作業をコツコツとこなすことで、白玉ねぎを有名な特産品に押し上げた浜松の農家さんたち。
農家さんが重ねた知恵と努力によって、浜松篠原地区は白玉ねぎのブランド化に成功し、浜名湖産直マーケットでも1、2を争う人気商品になっています。

 

日本で一番早く収穫される新白玉ねぎ“プレミアムホワイト”

 

 

てまひまかけた、浜松篠原地区自慢の白玉ねぎ。
栽培農家が少なく、収穫できる期間も限定されるため、「幻の白玉ねぎ」と呼ばれてメディアでも広く紹介されています。

 

ここでは、日本でも最高級品である浜松ブランド白玉ねぎ「プレミアムホワイト」について、そのすごさをご紹介していきます。

 

・朝採れを直送!日本最速で味わえる幻の白玉ねぎ

浜松篠原産白玉ねぎ「プレミアムホワイト」は、日本で一番早く出荷される新白玉ねぎとして有名です。

なかでも葉がついたまま出荷される葉つき新白玉ねぎは、12月末から1月にかけてまさに日本最速で出荷され、そのおいしさは折り紙付き。メディアでも取り上げられ、すぐに売り切れてしまう幻の白玉ねぎです。

 

玉ねぎは、ふつう葉の部分が倒れてから収穫されますが、葉つき新白玉ねぎは、まだ葉が倒れていない新鮮なうちに収穫し、そのまま葉をカットせず契約農家から直接消費者のもとへ出荷します。

とれたてをその日のうちに直送するので、市場にはなかなか出回りません。


浜名湖産直マーケットでも予約必須の幻の葉つき新白玉ねぎは、青々とした葉もおいしくいただくことができ、コクのある甘みが強い玉ねぎ部分と、みずみずしく柔らかい葉の部分の両方が味わえる逸品となっています。

 

・肉厚で柔らかい口あたりがやみつきに

プレミアムホワイトの特長は、平べったい形とすべすべした真っ白な肌です。
切ってみると、その断面には水分が染み出しきらきらと光っているのがわかります。

 

球部分は肉厚で柔らかく、シャキシャキとした歯ざわりがやみつきになるほど。
葉の部分もしっとりと柔らかいので、普通のネギのように焼いたり薬味にしたりと、余すところなく召し上がっていただけます。

 

 

玉ねぎだけど辛くない!生食でも芳醇な甘みが広がる

 

 

プレミアムホワイト最大のおすすめポイントは、その信じられないほどの甘さです。
日本でも最長の日照時間と遠州のからっ風、そして水はけのよい砂地という3拍子がそろい、白玉ねぎを大きく、甘く育てるのです。

 

玉ねぎと言えば独特の辛みと臭いがあり、熱を入れて甘くしないと食べにくいというのが常識となっていますが、浜松篠原産のプレミアムホワイトは違います。
生食でも辛みをほとんど感じず、芳醇な甘みが口いっぱいに広がります。

 

まるごとかじってしまいたいほど甘さの強いプレミアムホワイトは、水にさらすなどの手間もかかりません。
ジューシーで自然な甘さを味わうためには、生で食べるのが一番のおすすめです。

 

生食がおすすめ!白玉ねぎの栄養成分とは

生食をおすすめするのは、おいしいだけでなくその栄養成分を生かすためでもあります。

 

玉ねぎの辛みと独特な臭いのもとは「硫化アリル」という玉ねぎを含むユリ科の植物に含まれる成分です。
玉ねぎを切ると涙が出るのもこの成分のしわざ。

 

皮の茶色い一般の玉ねぎにももちろん含まれていますが、硫化アリルは水溶性で熱に弱いという特徴があり、煮込んだり炒めたりすることで失われてしまいます。

 

硫化アリルは、血栓や動脈硬化を防ぐ「血液サラサラ効果」があり、免疫力をアップさせると報告されています。
ただ、上述したように熱に弱いので、生で食べるのが効果的。

 

浜松篠原産のプレミアムホワイトは、しっかりと日光に当たって育つため、肥料が効果的にアミノ酸に変換され、甘みが強くなっています。そのためまさに生食向き。

 

玉ねぎの栄養成分を最大限に摂ることができるのも、プレミアムホワイトならではの優れたところです。

 

白玉ねぎのおいしい食べ方をご紹介

 

 

生食でおいしい食べ方の王道はやはりサラダです。
「サラダオニオン」と呼ばれるのも納得で、どんな野菜とも合わせやすく、サラダにコクと甘みを加えてくれます。

 

スライスしたプレミアムホワイトに、かつおぶしや梅干を加えてお好みのドレッシングであえる「玉ねぎサラダ」はシンプルな時短料理。
食事の準備が整う前の、お酒のつまみにもいいですよ。

 

プレミアムホワイトをみじん切りにして、オリーブオイルとお酢、しょうゆ、はちみつを合わせたドレッシングもおすすめ。
焼いたお肉やお魚にかけてもおいしく召し上がれます。

 

生食がおすすめのプレミアムホワイトですが、少しだけ温めてもおいしいです。
まるごと電子レンジに入れ、3分ほど加熱してほくほくの状態にしたものに、バターとしょうゆをかけていただきます。

 

 

メインディッシュとして白いご飯と一緒に食べてもよし、酒の肴にもよし。
地元浜松の農家さんおすすめのレシピです。

 

 

まとめ

このコラムでは、日本一早く出荷され「幻の白玉ねぎ」として有名な浜松篠原産ブランド白玉ねぎ「プレミアムホワイト」をご紹介しました。

 

とれたてを産地直送する期間限定の逸品。

 

このコラムを読んで食べてみたくなった方は、ぜひ浜名湖産直マーケットでお早めにお買い求めください!

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