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コラム

「うなぎ」と「あなご」は何が違う?実は知らなかった4つの違い!

「うなぎ」と「あなご」は何が違う?実は知らなかった4つの違い!

 

 

「うなぎ」と「あなご」何が違うんだろうと疑問に思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。

 

「どっちも細長くて暗い色だし、同じ生き物なんじゃないの?」
「両方お寿司屋さんで見たことあるけど、味が違うような気がする」
「似ているけど、うなぎのほうが高いなぁ」

 

などなど、うなぎとあなごの違いに戸惑う声をよく耳にします。

 

確かにパっと見同じように見え紛らわしい2匹ですが、実は4つの大きな違いがあるんです!今回はその違いについて見た目・生態・味・栄養の視点から解説していこうと思います。

 

 

うなぎとあなごの4つの違い

 

 

うなぎとあなご:見た目の違い

 

 
 

一見すると同じ生き物に見えるうなぎとあなごですが、実はよく見ると異なる点がいくつかあります。下の表にまとめてみました。

 

うなぎ あなご
黒に近い灰色 薄茶色
模様 腹部は黄色に近い白色 全体的に白い斑点
尾びれ 丸みがある 尖っている
あご 下あごが出ている 上あごが出ている

 
 

まずは全体的な色や模様の違いですが、うなぎは背中側が黒色に近い灰色で腹部は黄色みのある白色です。

 

一方で、あなごは薄茶色の身体をしており、全体的に白い斑点模様があります。
次に、うなぎの尾びれ(尻尾)は丸みがあるのに対し、あなごの尾びれ(尻尾)は尖っています。

 

また、よく見るとあごにも違いがあり、うなぎは下あごが出ていますが、あなごは上あごが出ています。

 

さて、うなぎとあなごの見た目の違いについて少しは分かったでしょうか?この違いを知っていれば、お店で2匹が並んでいても見分けることができますね。今度お近くの魚屋さんなどで試してみてください!

 
 

うなぎとあなご:生態の違い

 

次は生態の違いについて見ていきましょう。

 

うなぎはウナギ目ウナギ科ウナギ属に属し、あなごはウナギ目アナゴ科黒アナゴ属に属します。
うなぎとあなごは違う生き物ですが、実は両方ともウナギ目に分類され、遠い親戚のようなものなのです!
同じウナギ目に属する親戚とは言え、生態について大きな違いもあります。それは生息地、つまり住む場所です。
うなぎは産卵と孵化は海で行いますが、その後は河川や湖沼などの淡水で生活する『降河回遊魚』です。
一方で、あなごは産卵後も浅瀬などの海で生活する『海水魚』なのです。

 

どうでしょう、うなぎとあなごの生態の違いについて少しは分かったでしょうか?少し専門的な話になってしまいましたが、「うなぎは海で生まれて川で育つ」「あなごは一生を海で過ごす」という点だけ押さえておきましょう!

 
 

うなぎとあなご:味の違い

 

次はうなぎとあなごの味の違いについて見ていきましょう。

 

近年はうなぎの漁獲量が減少しており、うなぎの値段も高騰していますよね。
そのため、「うなぎは食べたいけどちょっと高いからあなごにしようかなと思って食べたらなんか違った」「うなぎと似ているから食べたら全然違う味だった」など、うなぎとあなごの味の違いについて感じたことがある人も少なくないのではないでしょうか?

 

見た目や生態と同じように、味にも違いがあります。
簡単に言うと、うなぎはこってり、あなごはさっぱりです。
天然か養殖か、産地はどこかなどによっても味は異なりますが、簡単には以上のような味の違いがあります。

 

しかし、これはうなぎの方が美味しい、あなごの方が美味しくない、またはその逆と言うことではありません。

 

赤みの多いお肉が好きな人、脂身の多いお肉が好きな人がいるように、うなぎとあなごの味の違いについても好みの違いです。
ぜひ食べ比べなどをして見てはいかがでしょうか?

 
 

うなぎとあなご:栄養の違い

 

最後に栄養の違いについて見ていきましょう。

 

うなぎはこってり、あなごはさっぱりと先述しましたが、その違いには栄養が関係しています。
一般的に、うなぎのはあなごの約2倍の脂質を含んでおり、その分カロリーが高くこってりした味わいとなっています。

 

また、脂質だけでなく、うなぎは他にも多くの栄養素を豊富に含んでいます。その中でも特に多いのがビタミン類です。あなごも他の一般的な魚介類に比べると栄養価の高い食材ではありますが、実はうなぎはそれ以上なんです。下の表を見て見ましょう。

 
 

100gあたり うなぎ あなご
ビタミンA 2400μg 500μg
ビタミンB1 0.37mg 0.05mg
ビタミンB2 0.48mg 0.14mg
ビタミンD 18μg 0.4μg
ビタミンE 7.4mg 2.3mg

 
 

どうでしょう、うなぎに比べて少なくとも2〜3倍、多いものだと40倍以上の栄養価もありますよね。

 

土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣もあるように、うなぎは栄養価が非常に高く、夏バテ防止や滋養強壮にぴったりなんです!
また、スタミナをつけるだけでなく、ビタミンが豊富なため美容の観点から見てもうなぎはいい食材であると言えるでしょう。

 
 

うなぎで夏を乗り越えよう!

 


 

さて、今回はうなぎとあなごの違いについて、見た目・生態・味・栄養の4つの視点から比べて見ました。
一見すると同じように見える2つの生き物でしたが、その違いについて理解していただけたかと思います。
お近くのスーパーなどで2匹を見る機会があればぜひ一度見比べたり食べ比べたりして見てください!

 

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